近年、ご相談が増えてきた Sonusfaber 。
最近の事例として Cremona と Electa Amator2 の修理をご紹介します。
共通の症状はスコーカーやウーハーの「音が出ない」というものでした。
これらのモデルのスコーカーやウーハーは経年劣化で音が出なくなる傾向があります。美しいエンクロージャーの銘スピーカーを甦らせるべく、修理をご依頼いただきました。
スコーカー、ウーハーの修理の詳細は ScanSpeak系 スピーカーユニット修理実例 をご覧ください。
Sonusfaber のスピーカーは、エンクロージャーの形状や素材により、取り扱いにはより一層の注意が必要です。
各ユニットの脱着も熟練のスタッフが時間をかけて慎重に行っています。
Cremona
修理完了品のペアです。
スピーカーの形状が特徴的で、とても美しく楽器的です。


音出ずの原因はやはりモール線の付根の酸化です。

Electa Amator2
修理完了品のペアです。
こちらも品のある素敵なスピーカーですね。
正面にツイーターとウーハー、背面にドロンコーンとスピーカーターミナルがあります。


こちらも原因は Cremona と同じですが、よりはっきりと酸化が見て取れます。

以上のような症状は非常によく見られます。
致命的な問題(コーン紙の破れ、ボイスコイルの焼損・破損・酸化など)がなければ修理ができますので、お困りの方は お問い合わせ からご相談ください。
※Cremona、 Electa Amator2 のツイーターは構造上、修理ができないモデルです。ツイーターに不具合がある場合は、当社ではお預かりできかねます。