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言わずと知れたJBLを代表するスピーカー、4343 の修理をご紹介します。
埼玉県からお預かりし、2025年8月に全体のオーバーホールをさせていただきました。

レリックですべてのオーバーホールが完了したJBL4343
すべての修理が完了した JBL 4343

まずは当社に到着した時の状態から。
一見、ミッドバスとウーハーのエッジの劣化だけが問題のように見えますが、動作は全ユニットの異常音、ネットワークの動作不良、アッテネータのガリ、ターミナルの劣化などが確認できました。ミッドバスとウーハーはどこかでメンテナンスされた経緯がありコーンに着色があります。

オーバーホール前のJBL 4343。ミッドとウーハーはエッジが劣化。コーン紙は着色あり。
レリック到着時のJBL 4343

状態確認、お見積り

動作チェック、外観チェック、細かな写真撮影が終わったら、分解し、それぞれの状態を確認していきます。

※画像はクリックで拡大します。ぜひ細部までご覧ください。

ネットワークは抵抗、コンデンサー不良、アッテネータ劣化、各部酸化など経年劣化が見られます。

オーバーホール後

お客さまにお見積もりをご承諾いただいたら、オーバーホールを実施します。

磁気回路では酸化物や異物を除去したのち、防錆処理を施し、その後エッジを貼ったり、振動板を入れ直し、動作調整(センター出し)を行っています。

今回、2121H と 2231H は代替品でリコーン(コーン紙全体貼り替え)しました。JBLの部品はすでに入手不可能ですが、幸い精度の高い代替パーツがございますので、当社ではリコーンも対応可能です。

ネットワークも不良素子とアッテネータを交換、半田も打ち直しました。オーバーホール後はペアでオシロスコープにかけ、左右の動作が一致していることを確認します。

個々のオーバーホール、動作調整が完了したら、慎重にエンクロージャーに組み込んでいきます。その後、最低でも1週間のエージングチェックを経て、ようやく修理完了となります。お預かりしてから約2か月の期間を頂戴いたしました。

修理完了

レリックでオーバーホールしたJBL4343
すべてのオーバーホールが完了したJBL 4343
ミッド2121H、ウーハー2231Hは代替部品でリコーン済み。外観も美しくなりました
ミッドバス2121H、ウーハー2231Hは代替品でリコーンしました
ターミナルはDaytonAudioのバナナプラグ対応品に交換
ターミナルもバナナプラグ対応品に交換し、導通・使い勝手ともに改善されました

このクラスのスピーカーはご自宅で所有し続けるのも大変かと思いますが、4343 にしか出せない音、雰囲気、存在感がありますね!なんといっても38センチ口径のウーハーを搭載しているスピーカーはやはり「特別」です。
ぜひ、これからも末永く楽しんでいただければ嬉しいです。

埼玉のTさま、ありがとうございました!

ご愛用のスピーカー修理のご相談は、お問い合わせ からお寄せください。
大型スピーカーの輸送手配も承ります。


JBL 4343 ペアの修理概算価格

一般的なオーバーホール 一式 40万円(税込 44万円)程度
ミッド、ウーハーのリコーンを含む場合 一式 53万円(税込 583,000円)程度

※価格は予告なく変更する場合があります。
※スピーカーの状態はさまざまですので正式なお見積りは現物確認後にご案内します。
※送料は別途必要です。