当社でもっとも多く手掛けるモデルのひとつ、YAMAHA NS-1000Mの「フルレストア」をご紹介します。
神奈川県のYさまからお預かりしたペアです。
Yさまが18歳の時に就職と同時に購入され、40年以上が経過しているとのこと。オーバーホールはもちろん、外観に至るまで当社がご提供できるすべてのメンテナンスをお任せいただき、MADE IN JAPAN の 立派なスピーカーが甦りました。

オーバーホール前の点検
外観確認と写真撮影を終えたら、発振器にて動作確認を行います。その後、可能な限り分解し、必要な修理を洗い出していきます。この度のペアは各所に経年での傷みはありますが、オーバーホールは問題なく行えるペアでした。
写真はクリックで拡大します。修理工房での撮影のため、
正確な色は再現できておりませんことをご了承ください。
〇ツイーター:2本とも異常音、磁気酸化、前面フレーム黒ずみ
〇 スコーカー:2本とも異常音、磁気酸化、マイナス側ボイスコイル引出部酸化、モール線酸化、 前面フレーム黒ずみ
〇 ウーハー:2本とも動作異常なし、磁気酸化、ボイスコイル傷軽度、 前面フレーム黒ずみ
〇 ネットワーク:中域音圧差中度・低域音圧差重度、半田劣化、スズ線劣化
〇 アッテネータ:ガリあり
〇 スピーカーターミナル:経年劣化、酸化
〇その他:ボックスの傷・角欠け・突板剥がれなど、ビス・座金酸化
オーバーホール
もともと YAMAHA NS-1000M は非常に丁寧に作られています。加えて当社では当モデルのオーバーホール工程が確立しており、想定外の問題や手戻りがありません。ひとつひとつ、自信をもってメンテナンスさせていただいております。
ユニットはそれぞれクリーニングや必要な処置をしたあと、振動板を戻し、発振器にかけながら動作調整を行います。ネットワークは不良素子、スズ線を交換し左右のバランスを整えます。ターミナルは WBT0730 に交換しました。
修理完了
それぞれのオーバーホール、再塗装などを経て、慎重にボックスに組み込み、ようやく完成しました。
スピーカーとしてのしっかりとした動作はもちろん、うつくしい木目まで甦らせるボックス再塗装は当社のこだわりのひとつです。
※当社ではウーハーのコーン紙着色は行っておりません。コーン紙の質量変化が音質変化を招く可能性があると考えているためです。



40年間お疲れさまでした、の気持ちを込めて丁寧にメンテナンスさせていただきました。
これからもYさまの隣で素敵なサウンドを奏でてくれると思います。
ありがとうございました!
ご愛用のスピーカー修理のご相談は、お問い合わせ からお寄せください。
NS-1000M の輸送には当社の専用通箱をお使いいただき、宅配便でお送りいただけます。
YAMAHA NS-1000M ペアの修理概算価格
オーバーホール 一式 305,800円(税込 336,380円)程度
※価格は予告なく変更する場合があります。
※スピーカーの状態はさまざまですので正式なお見積りは現物確認後にご案内します。
※このページの例では、オプションのエンクロージャー再塗装やターミナル交換などを含めると総額ペア 470,000円(税込517,000円)程度でした。
※送料は別途必要です。
























